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5月15日読売新聞の「天皇制」発言について、竹内久美子氏が見事に論破してくださいました。

 保守寄りと考えられてきた読売新聞が5月15日に掲載した「象徴天皇制 皇統の存続最優先に考えたい」という記事で、保守層が驚愕した考えを公開したのですが、今日の産経新聞で、竹内久美子氏が、見事に論破されていました。

 

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〇🔗<正論>読売「女系容認」論は皇統を壊す

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 ”「天皇制」なる用語(「天皇制」廃止など制度として否定的に使われる)からして既にそうだが、皇統の存続を最優先にと言いながら、主たる主張は「女性宮家の創設」「女性天皇に加え、(中略)女系天皇の可能性も視野に入れる」「旧宮家からの男系男子の養子案は、長く一般人であった旧宮家の人々に急に皇位継承権を与えることであり、人権を軽視するものだ」の3点だ。

 いずれも皇統を断絶させようとするか、男系男子による皇統を安定してつなぐための重要な案を阻止しようとするもので、皇統の破壊につながりかねない。

 ”女性宮家とは、立民代表の野田佳彦氏が(中略)、氏は今でも好んで使うが、有識者会議の案からは消えた。要は女性皇族と一般人出身の夫との子を皇族とすれば、即位する可能性があり、その場合、「女系天皇」となって日本の皇統が滅ぶからだ。それなのに読売は「女性宮家」を求め、配偶者と子を皇族にすべきだと主張している。

 

 記事の中で、令和3年の有識者会議の内容に言及されているのですがそれを入れると文字数オーバーになるので別でご紹介します。

〇内閣官房🔗令和3年12月22日 「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案 に対する附帯決議」に関する有識者会議 

 (2)皇族数確保の具体的方策 

① 内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することとすること 

 女性皇族が皇族でない男性と婚姻しても皇族の身分を保持するという新しい制度を導入した場合、その子は皇位継承資格を持たないとすることが考えられます。また、配偶者と子は皇族という特別の身分を有せず、一般国民としての権利・義務を保持し続けるものとすることが考えられます。 

 

② 皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とすること 

 

③ 皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とすること 

 ①及び②の方策では十分な皇族数を確保することができない場合に検討する事柄と考えるべきではないでしょうか。

 

 これらの方策について、国民の間には、様々な受け止めもあるかと思います。ここにお示しした会議の議論の結果が、国会を始め各方面における検討に資するものとなることを期待するものです。 その際、福沢諭吉が「帝室論」の中で、「帝室は政治社外のものなり」と述べているように、この皇室をめぐる課題が、政争の対象になったり、国論を二分したりするようなことはあってはならないものと考えます。静ひつな環境の中で落ち着いた検討を行っていただきたいと願っています。

 

 竹内氏の記事でも少し出ていたのですが、「天皇制」という言葉自体がおかしいと思うのです。戦前においては、「国民は天照大保守寄りと考えられてきた読売新聞が5月15日に掲載した「象徴天皇制 皇統の存続最優先に考えたい」という記事で、保守層が驚愕した考えを公開したのですが、今日の産経新聞で、竹内久美子氏が、見事に論破されていました。

 

 

 

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〇🔗<正論>読売「女系容認」論は皇統を壊す

 

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 ”「天皇制」なる用語(「天皇制」廃止など制度として否定的に使われる)からして既にそうだが、皇統の存続を最優先にと言いながら、主たる主張は「女性宮家の創設」「女性天皇に加え、(中略)女系天皇の可能性も視野に入れる」「旧宮家からの男系男子の養子案は、長く一般人であった旧宮家の人々に急に皇位継承権を与えることであり、人権を軽視するものだ」の3点だ。

 

 いずれも皇統を断絶させようとするか、男系男子による皇統を安定してつなぐための重要な案を阻止しようとするもので、皇統の破壊につながりかねない。”

 

 ”女性宮家とは、立民代表の野田佳彦氏が(中略)、氏は今でも好んで使うが、有識者会議の案からは消えた。要は女性皇族と一般人出身の夫との子を皇族とすれば、即位する可能性があり、その場合、「女系天皇」となって日本の皇統が滅ぶからだ。それなのに読売は「女性宮家」を求め、配偶者と子を皇族にすべきだと主張している。”

 

 

 

 記事の中で、令和3年の有識者会議の内容に言及されているのですがそれを入れると文字数オーバーになるので別でご紹介します。

 

〇内閣官房🔗令和3年12月22日 「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案 に対する附帯決議」に関する有識者会議 

 

 (2)皇族数確保の具体的方策 

 

① 内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することとすること 

 

 女性皇族が皇族でない男性と婚姻しても皇族の身分を保持するという新しい制度を導入した場合、その子は皇位継承資格を持たないとすることが考えられます。また、配偶者と子は皇族という特別の身分を有せず、一般国民としての権利・義務を保持し続けるものとすることが考えられます。 

 

 

 

② 皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とすること 

 

 

 

③ 皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とすること 

 

 ①及び②の方策では十分な皇族数を確保することができない場合に検討する事柄と考えるべきではないでしょうか。

 

 

 

 これらの方策について、国民の間には、様々な受け止めもあるかと思います。ここにお示しした会議の議論の結果が、国会を始め各方面における検討に資するものとなることを期待するものです。 その際、福沢諭吉が「帝室論」の中で、「帝室は政治社外のものなり」と述べているように、この皇室をめぐる課題が、政争の対象になったり、国論を二分したりするようなことはあってはならないものと考えます。静ひつな環境の中で落ち着いた検討を行っていただきたいと願っています。

 

 

 

 竹内氏の記事でも少し出ていたのですが、「天皇制」という言葉自体がおかしいと思うのです。

 戦前においては、「国民は天照大御神の血統であられる天皇陛下を崇敬し、天皇陛下は国民を大御宝(おおみたから)として慈しんでくださる。」という国の在り方を『國体』という言葉で表していたのですが、戦後、そのような国の在り方を否定したい存在がいつのまにか「国民体育大会」=「国体」として、「國体」という言葉を滅ぼしてしまった。

 

 GHQが御皇室の弱体化政策により11宮家が受け入れた「皇籍離脱」政策。しかしながら戦後80年たっても、『菊栄親睦会』という形で、御皇室と旧皇族の皆様の親睦は続いているそうです。

 

 つまり、御皇室の男系継承の血脈はGHQの妨害を乗り越え、戦後80年を乗り越え、御皇室と旧宮家において今でも続いているのです。まあ、皇紀2685年にとって80年というのは、ちょっとした誤差でしかないのかもしれません。日本ってすごいですね。