経団連永井浩二副会長が、3月6日の自民党「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム」に参加し、昨年6月に経団連の提言で指摘した旧姓使用のトラブルの多くがすでに改善されていたことを受け、「追い付いてなかった」との釈明をした。
4月7日、経団連十倉雅和会長は、「不便を被らなければいいという問題だけではない。便利か不便かという問題ではなく、アイデンティティーの問題を含んでいる」と強調した。
夫婦別姓推進派にとって追い風であった「経団連の提言」が論拠を失ったことが明白になったのですが、このニュース、産経新聞以外は記事になっていないのですね。まさにオールドメディアの弊害です。
産経新聞の社説です。
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"議論の土台が、崩れたといえよう。
経団連が昨年6月に公表した選択的夫婦別姓制度導入を求める提言で、理由として挙げたビジネス上の課題の多くが実際には解消済みだと自民党の会合で指摘された。会合に出席した経団連の永井浩二副会長もそれを認めた。根拠に乏しいこの提言は与野党の別姓推進派に利用され、国会審議にも影響を及ぼした。経団連が国民をミスリードしたことになる。”
"にもかかわらず、経団連側にミスリードの自覚が乏しいのは嘆かわしい。経団連の十倉雅和会長は7日の会見で提言の不備が明らかになった点を問われ、「便利か不便かという問題ではなく、アイデンティティーの問題」と語った。提言の主眼は不便の解消にあったはずだ。”
"別姓導入は戸籍制度も変質させ、国民を家族の一員よりも砂粒のような個人として扱う契機となる。アイデンティティーという言葉を振りかざせば認められる話では決してない。経団連は、家族や社会の毀損(きそん)に与(くみ)してはならない。”
このような状況下でも、立憲民主党は止まりません。自民党内にも推進派議員はいますし、オールドメディアの報道しない自由もバックアップしてますからね。
〇🔗立民、選択的夫婦別姓案要綱を自民推進議連に手交 辻元清美氏「検討いただきたい」
"立憲民主党の「選択的夫婦別姓実現本部」の辻元清美本部長は15日、自民党の有志議員でつくる「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」の土屋品子会長代行に対し、立民が制度導入に向けて今国会への提出を目指す民法改正案の要綱を手渡した。辻元氏は「ぜひ検討いただきたい」と述べた。”