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経団連十倉会長、夫婦別姓提言「女性のアイデンティティーの問題だ」 ?

 4月3日に経団連永井副会長が、経団連で問題視されていたトラブルの多くがすでに解消されていた件について「追いついてなかった」と発言したことを受けて、十倉会長が「女性のアイデンティティーの問題だ」と、論点ずらしをしたようです。

 

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〇🔗「アイデンティティーの問題だ」経団連十倉会長 夫婦別姓提言のトラブル事例多くが解消も

 "選択的夫婦別姓の導入を求める経団連の十倉雅和会長は7日の記者会見で、昨年6月の提言で指摘した「旧姓の通称使用によるトラブルの事例」の多くが解消されつつある現状について、「不便を被らなければいいという問題だけではない。便利か不便かという問題ではなく、アイデンティティーの問題を含んでいる」と強調した。” 

 

 あらあら、経団連は、経済界を離れて女性の人権問題にも発言することを良としたようですね。これはあまりにも越権行為だと思うのは私だけではないでしょう。今後は、経団連は経済界からの発言だけでなく、国の在り方にも発言権を求めるということでしょうか。しかしながら国政は三権分立。経団連の入る余地は無いと思うのですが・・・。

 そういえば、十倉会長の「女性のアイデンティティーの問題」という発言は、すでに4月1日の記事で、森下千里衆議院議員の発言「実は『森下』は通称で芸名。二つの名字があることで、プライバシーと仕事を切り離すことができると感じている。名義変更の煩雑さはあるが、旧姓を公的に使用できれば、アイデンティティーを守りながら、ビジネスとプライベート両方を大切にすることができる」と喝破されてますよ。