パイプオルガンといえばバッハと宗教音楽。と思っていましたが、今日、私の思い込みはぶち壊されました。
今日のコンサート後半では、なんとパイプオルガン奏者の石丸由佳氏がかわいらしい声で「パイプオルガンで昭和歌謡をやります~」。プログラムで歌謡曲名が載っていたので?だったのですが演奏が始まると、私「 ? ! ほえ~。」でした。上に書いていますが私の認識ではパイプオルガン=バロック=バッハ&宗教音楽だったのですから。
今家で、購入したCD『瑠璃色の地球~風のうた』(パイプオルガンで聴く思い出のポップス)をかけていますが、パイプオルガンという楽器自体が石造りの教会のような荘厳な空間を作り出すために残響音を出す楽器であり、現在よく言われるクリアなサウンドではないので、歌謡曲には向いていないように思われますが、逆にその残響音に何とも言えない暖か味を感じます。
CDを購入し、石丸氏にサインを頂くときの会話です。「私、パイプオルガンでの歌謡曲は初めて聞きました。」「はい、私も初めての試みです。」ちょっと笑っちゃいました。
演目で「スターウォーズ メイン・タイトル」というのがあり、石丸氏「一人オーケストラやります~。」で始まったのですがなかなか迫力のある曲でした。
石丸氏の話では、5月4日はスターウォーズの日(May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)=5月4日、石丸氏も「知らなかったのですけど」)だそうで、5月3日に放送される「題名のない音楽会」で、石丸氏が演奏される「スターウォーズ メイン・タイトル」が紹介されるそうです。
石丸由佳氏はyoutubeで楽曲公開されていますので、是非一度ご視聴ください。おすすめします。
普段聞きなれないパイプオルガンで奏でる楽曲、楽しいですよ。
それから、参加されていた北九州市少年少女合唱団(中学生・高校生)の皆さんの歌声、きれいでかわいらしくてとても良かったです。
あら?70の私からすると子供達は宝石のように輝いて見えるのですよね~。
指導されている宮崎由紀子氏の話では団員は未就学児童から高校生までとのことでしたが、未就学児童~小学生低学年の子供たちの歌声も聞いてみたいです。可愛いでしょうね。(千葉の住まいでは幼稚園の運動場が家の前で、毎日小さな子供たちが走り回ってきゃぁきゃぁ騒いでいる声が聞こえるのが楽しみのひとつでした。)
ここまで書いて、ふと、思い出しました。昔、日本橋三越にパイプオルガンが設置されていてたまにコンサートが開かれていました。確認したら今でも行われているようです。東京近郊の方はぜひ一度足を運んでみてください。
なお、北九州ソレイユホールは竣工後40年となり、改修のために3月末で一時閉館し、再開の予定は不明だそうです。
まあ、正直に言うと北九州市で2008席という巨大なホールが必要かと考えると、残念ながら「う~ん。」となりますよね。維持費掛かりますから。
ソレイユホール閉館前の最後のパイプオルガンコンサートは3月14日のワンコイン パイプオルガンコンサートだそうです。
皆さん、今を楽しみましょう。