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12月2日掲載の「公立小学校の記録映画」を見てきました

 北九州市には上映館がないので中間市にある「ユナイテッドモールなかま16」に、映画「小学校~それは小さな社会」を見に行ってきました。(福岡県の上映館は中間市にある「ユナイテッドモールなかま16」と福岡市にある「KBCシネマ」の2館だけです。)

 

 良い映画でした。新入生を迎える新6年生の活動「新入生の入る教室の掃除」「入学式の準備」から始まる小学校での、新入生である1年生と6年生の成長。そして、その子供たちを指導教育する先生の軋轢の記録です。

 

 新学期、新1年生が入学し、5年生から最年長となった6年生が1年生を指導する姿、さまざまな問題が発生し、子供たちがそれを克服していく姿。終盤は、新一年生を迎えるためのイベントに向けての2年生となる生徒たちの頑張り、卒業する6年生の誇らしさ。卒業する6年生を見守ってきた担任の先生の苦悩を突き抜けた言葉、子供のいない管理人もうるうるしてしまいました。

 

 12月2日に紹介した新聞記事では、〝海外では、日本人にとって当たり前の給食や掃除の当番といった特別活動「TOKKATSU(特活)」に着目した作品で、時間への正確さやゴミ拾いなどに象徴される日本人の個よりも集団を重んじ、協調性を育む教育の原点を学ぼうという機運が海外で盛り上がっているのだ。”ということでした。

 でも、その「集団生活」については、日本人である私にはあまりにも当たり前の情景でした。

 

 「自分も小学生の頃、こんな風にいろんなことに悩み、克服していたのかなぁ。」というのが、とても新鮮でした。何せ、私にとって小学生時代って6歳~12歳とは 6年/「あら?70」年 なのです。

 

 おまけで、教室の掃除を「ルンバ」がやっていたのが「へぇ~。時代だね~。」。

  新入生たちが引率されながら廊下を歩いてくるのを、2年生になった女の子たちが教室の中で隠れながら覗いていて「1年生、来た!」「かわい~。」と言っていた様子がほほえましかったです。

  

 とにかく、シナリオのない記録映画で「小学生の普通の姿」が描かれている、大変面白い映画でした。

 

 たまにはこんな、ほのぼのと自分が子供の頃を思い出す「ドキュメンタリー映画」。いかがでしょう。